コーヒーミルにカビが生えてしまったら焦りますよね。
まずは使用を中止して冷静になりましょう。
適切な処置を行えば、カビが生えてしまったコーヒーミルもまた使うことができるので安心してください。
本記事では、コーヒーミルにカビが生えた原因を追究していきながら、その対処法をご紹介していきます。合わせて、そもそもカビが発生しないようにする予防法もご紹介していきたいと思います。
コーヒーミルにカビが生えた際の対処法とは
コーヒーミルにカビが生えてしまっても慌てない!
コーヒーミルにカビが生えてしまったら、不安になりますよね。カビが生えてしまったコーヒーミルは、適切な処置を行うことで、再び清潔な状態で使用できるので安心してください。
カビが生えたコーヒーミルで挽いた豆は、健康に悪影響を及ぼす可能性があるので、コーヒーミルの使用をすぐに中止して、コーヒーミルの状態を冷静に確認することが大切です。
カビが生えたコーヒーミル以外にコーヒーミルをお持ちであれば、それを使ってコーヒー豆を挽くようにしましょう。
ただし、カビがあまりにもひどい場合は、新しいコーヒーミルを検討した方がいいかもしれません。
コーヒーミルにカビが生えてしまった原因は?
コーヒーミルにカビが生える原因は、主に3つ考えられます。
- 湿気
- 残留物
- 温度
コーヒー豆や挽いたコーヒー粉は湿気を嫌います。湿気を含むと、カビが生えやすい環境になってしまいます。
コーヒーミルの使用後は、しっかり乾燥をして、湿気の多い場所で保管しないようにすることが大切です。
コーヒーミルの定期的な掃除もするようにしましょう。コーヒー豆のカスや油分がコーヒーミル内に残っているとカビの繁殖を促してしまいます。
カビは高温多湿の環境を好みます。キッチンはその環境を作りやすいので、保管をする時は細心の注意を払いましょう。
カビが生えたコーヒーミルを使っても大丈夫なの?

カビは体に悪影響をもたらします。
カビの生えた状態では使わないように!
カビが生えたコーヒーミルは絶対に使用しないようにしましょう!
カビは、アレルギー反応や呼吸器系のトラブルを引き起こす可能性があります。
健康への影響だけでなく、コーヒーの味への影響も考えられます。カビ臭さがつき、せっかく淹れたコーヒーが台無しになってしまいます。
コーヒーミルのカビを掃除する方法
カビの種類は主に3種類!カビの特徴を知っておこう
コーヒーミルに生えるカビは、一般的に食品に生えるカビと同様、湿気や食品の残渣などの有機物を栄養源とするものが多く見られます。それぞれのカビの特徴を把握しておきましょう。
しかし、コウジカビには、アフラトキシンという強力な発がん性物質を産生する種類も含まれているため、食品衛生上注意が必要なカビでもあります。
チーズの製造に利用されたり、ペニシリンなどの抗生物質を産生することができる有用なアオカビ。
一方で、一部の種類は、食品を腐らせたり、毒素を産生したりすることがあるので注意が必要です。食品に広く分布しており、果物、野菜、穀物など様々な食品に生えます。
カビと言えば黒いイメージがある方も多いのではないでしょうか。このクロカビは、私たちの身の回りでよく見かけるカビの一種で、湿気のある場所を好み、食品、建材、土壌など、様々な場所で生育します。
健康被害としては、アレルギー症状だけでなく、呼吸器系の疾患を引き起こす可能性もあります。
コーヒーミルの掃除方法を徹底解説!
コーヒーミルにカビが生えてしまったら、以下の方法で対処しましょう。
- コーヒーミルを分解する(電動の場合は電源を切りコンセントを抜く)
- カビを徹底的に除去する
- コーヒーミルをしっかり乾燥させる
- 組み立てて動作確認を行う
手順の中で一番注意すべきは、カビを徹底的に除去することです。除去方法は、ブラシでこする、中性洗剤で洗う、熱湯消毒などがあります。
ブラシは、コーヒーミル用のブラシでもいいですが、掃除した後はブラシもしっかり洗うようにしましょう。掃除用の歯ブラシなどの毛先が硬いブラシもおすすめです。
カビがひどい場合は、中性洗剤で洗うのもいいでしょう。しかし、洗剤がコーヒーミルに残ってしまうとコーヒーの味に影響が出るので、洗い残しがないようにしっかりすすぎましょう。
カビは一般的に熱湯に弱いと言われているので、熱湯をかけたり浸したりして殺菌することもできます。ただし、パーツの変形などの恐れがあるため、注意が必要です。
掃除頻度は定期的にすることが長持ちの秘訣!
コーヒー豆は、油分を含んでおり、削りカスをそのまま放置しておくとカビの発生原因になります。
掃除頻度は、できれば使用後に毎回掃除することをおすすめします。ただし、毎回分解してまで掃除する必要はないと思います。
では、どのように掃除するといいのか、おすすめは、コーヒーミルブラシです。
使用後に削りカスを払うだけでいいので、一回の掃除にかかる時間は短くて済みます。コーヒーミルにカビが生えてしまった方がもっと大変な掃除になってしまいます…
さらに定期的なブラシ掃除は、コーヒーミルの故障を防ぐ効果もあります。せっかく購入したコーヒーミルなので、長く使いたいですよね。
コーヒーミルブラシは比較的安価で購入できるので一本でも持っておくとかなり重宝します。

コーヒーミルのカビを予防する方法

コーヒーミルの適切な保管を心掛けよう
コーヒーミルのカビ予防方法として有力なのは乾燥対策です。
コーヒーミルの使用後はできるだけ早く掃除を行います。使用後は、水分が残らないよう、完全に乾燥させましょう。
保管場所は、高温多湿のようなカビが発生しやすい場所は避けるようにするといいでしょう。直射日光もコーヒーの酸化を促すので注意が必要です。
コーヒーミルの素材を知っておこう
コーヒーミルの主な素材は、ステンレス・セラミック・プラスチック・木の4つです。
それぞれの特徴を以下にまとめました。
ステンレス | セラミック | プラスチック | 木 | |
耐久性 | 高い | 高い | 低い | 比較的低い |
耐熱性 | 高い | 高い | 低い | 低い |
カビの発生確率 | 低い | 低い | 比較的高い | 高い |
価格 | 比較的高価 | 比較的高価 | 安価 | 比較的安価 |
カビが生えにくいお手入れ簡単なコーヒーミルを選ぶ
カビが生えにくい素材としては、ステンレスとセラミックがおすすめです。
理由は、どちらも熱に強く高温殺菌が可能で、コーヒーミルを清潔に保ちやすいためです。
プラスチックは比較的安価で購入しやすいメリットがあり、木製のコーヒーミルはデザイン性が高いものが多いというメリットはありますが、カビが生えやすい環境を作りやすいというデメリットもあります。
少し高価なものは、カビが発生しにくかったり、耐久性が高かかったりするので、結果的にコスパが良い可能性もあります。
カビが生えてしまったので新しいコーヒーミルを購入したい!

手挽きと電動、どちらにするのがいい?
コーヒーミルは、手挽きと電動の大きく2つのタイプがあります。どちらを選ぶかは、あなたのコーヒーライフスタイル次第です。
- コーヒー豆の風味が出やすい
- 手軽にどこでも使用できる
- 価格が比較的安価な物が多い
- 時間がかかり、力もある程度必要
- 粒度調整ができない物が多い
手挽きコーヒーミルは、コーヒーの時間を最大限楽しみたい、本格的にコーヒーを淹れたい方におすすめです。
時間に余裕があり、まったりした時間を過ごしたい方は、ゆっくりコーヒー豆を挽く時間も楽しむことができます。
- 短時間で多くのコーヒー豆を挽くことが可能
- ボタン一つで挽ける手軽さ
- 粒度を細かく調整することができる
- 使用方法を間違えば故障リスクが高い
- 価格が高価な物が多い
電動コーヒーミルは、忙しい日々を送る方、一度に大量のコーヒー豆を挽きたい方におすすめです。
忙しい朝でもコーヒーを楽しみたい方は、電動コーヒーミルが重宝するでしょう。
お手入れのしやすいコーヒーミルを選ぼう
お手入れのしやすいコーヒーミルを選ぶと、より簡単に美味しいコーヒーを楽しむことができます。
例えば、コーヒーミルが水洗いできたら、コーヒー豆を挽いた後の処理が楽ではありませんか?
手挽きでも電動でも、水洗いができるコーヒーミルがあります。一部ご紹介しておきます。
こちらは、ハリオさんのコーヒーミル・セラミックスリム 。なんとすべてのパーツを丸洗いできるミルなんです。
こちらは、オーシャンリッチさんのコードレス自動コーヒーミル G2。
5段階の粒度調節が可能で、ボタン一つでコーヒー豆が挽けます。
本体以外のガラスコンテナ、ホッパー、蓋は水洗いできます。
コスパがいいコーヒーミルがおすすめ!
コーヒーミルを価格で選ぶのも大切ですが、長く使うものなのでコストパフォーマンスを重視する方がいいと思います。
安いからと言って手入れがしにくかったり、故障しやすい物を選んでしまうと結局高くついてしまいます。
最初に払う金額が多少高くても、自分に合ったコーヒーミルを選ぶようにしましょう。お気に入りのコーヒーミルであれば、愛着を持って丁寧に使うはずです。

【まとめ】コーヒーミルにカビが生えたら自分の行動を見直そう
コーヒーミルにカビが生えてしまったら、まずは使用を中止しましょう。
そして、自分の行動のどこがダメだったのかをしっかり見つめ直しましょう。適切な使用ができれば、カビが生えるリスクは低くなり、結果的にコーヒーミルを長く使うことができます。
もし、これから新しいコーヒーミルを購入する場合は、自分のコーヒーライフに合わせた使いやすい物を選ぶようにするといいでしょう。
コーヒーミルは、コーヒーの味を左右する重要な器具です。自分のお気に入りのコーヒーミルで淹れるコーヒーはまさに格別です。
せっかく持っている大切な器具を台無しにしないためにも、適切な処置を怠らず、いつまでも美味しいコーヒーを淹れられるようにしたいですね。